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ミュージカル「フランケンシュタイン」(DVD鑑賞)感想

2020年に日生劇場で上演されたミュージカル「フランケンシュタイン」をDVDで見たのでその感想を。

 

 

ダブルキャスト(かつ1人2役)なので2バージョンあるけど、私が見たのは中川晃教さんがヴィクター/ジャック、加藤和樹さんがアンリ/怪物を演じた方。

 

メアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」を下敷きにした韓国ミュージカルの日本版。日本では2017年が初演だけど、DVDになっているのは2020年の再演版。

 

えーと、、感想は…へ、変な話だなぁ。。

衣装はとても素敵。

中川さんは歌が上手、加藤さんはかっこいい。

以上!

 

美しい男たちの濃厚な愛憎とか、痛めつけられて苦しみに顔を歪めもがく姿を見るのが好きな人にはお勧めしますが…私はあんまり好きになれなかった。「なぜそうなる??」の連続すぎて、終始頭が「???」となってしまって、物語に入り込めなかった。

ただ、これはあくまでもDVDで見たからであって、実際に舞台を生で見たら全然違う感想になる可能性はある。

 

あと、物語に入り込めなかった原因に、エレン/エヴァ役の歌と演技がひどかったというのもある…。キャストの方、全然知らない人なのだけど…。声が役柄に合っていないし、何言っているか聴き取れないし、全然演技になっていないしで…最初の登場時の第一声でガクってなっちゃった(2幕のエヴァは役柄的に多少ましだった気はするけど)。

ミュージカルなので歌で感動させてほしいのに、歌を聴くのが辛いっていうのは本当に辛い。そして、これだけ酷評しているけど、この方歌手が本業らしいので、さすがに音程を大きく外すとかではなかったので、多分「まし」な方なんだと思う…残念ながら。

 

初演はエレン/エヴァ役は濱田めぐみさんだったということなので、そっちを見たかった…全然違う感想になったかも。

 

日本版見た後に、韓国版の動画を色々見たけど、とにかくみんな歌がうまい…。

このミュージカル、ストーリーが変てこなので(まあ、原作小説がそうだからなのかもしれないが)、「ジャック・ザ・リッパー」と同様、ヴィジュアルと歌の良さと俳優の歌唱力で圧倒することで成り立っているのではないかと思うのだけど、日本版は歌唱力が圧倒的に足りない。中川さんはうまいけど、神をも超えようとするヴィクターを演じるにはちょっと弱い気がした。軽やかに歌いすぎというか。いや、生で見たら違うのかもだけど、少なくとも映像からはそう感じた。加藤さんはアンリの時はひたすらかっこいいし、怪物の時の動きはすごいのだけど、歌唱力はだいぶ物足りない(ジャック・ザ・リッパーの時のがうまくなってたかも?)。

 

印象に残る曲はいくつかあったので、今後再演することがあったら…見に行くかどうかはキャスト次第かなあ。少なくともエレン役が同じだったら見に行かないな。

 

それにしても「ジャック・ザ・リッパー」といい、韓国ミュージカルは新鮮な死体を求めすぎだよー。