ニューヨーク旅行 ミュージカル「HADESTOWN」感想
夏のニューヨーク旅行。2月に見たかったけど、枠の関係であきらめた作品その2である”Hadestown”@Walter Kerr Theatreの感想です。
2019年のトニー賞作品賞受賞作。トニー賞のパフォーマンスを見たときから気になっていた作品。私はこの作品好きな気がすると思っていたけど、実際に見たらすごくよくて、好き!!!ってなりました。
ストーリーとしてはギリシャ神話のオルフェウスとエウリディケの話なのだけど、気候変動や貧困、劣悪な環境による労働などの社会的テーマも描かれてる。
私がこの作品を見て頭に浮かんだのは「成熟」という言葉。曲もパフォーマンスもなんだかすごく成熟しているなと。表現が難しいけど。これは日本では作れないし、見ることができないわー、と思ったな(いや、わからんけどね)。
特にヘルメス、ペルセポネ、ハデス、フェイトのパフォーマンスね。オルフェウスとエウリディケは若い恋人二人なのでロマンチックにふわふわしているのだけど、神々は老練で皮肉と残酷さに満ちている感じ。
キャストはオリジナルキャストのReeve Carneyを見ることができたのが嬉しかった。今はJordan Fisherになってるけど彼も見てみたい。
エウリディケはちょうど私が行くちょっと前にオリジナルキャストのEva Noblezadaがキャスト交代していて、Solea Pfeifferさんになってた。彼女のエウリディケとってもよかったのだけど、ブロードウェイオリジナルキャストのReeveとEvaは公私ともにカップルでインスタでいちゃついてる投稿をたくさん見てるので、ちょっと誰よその女!?みたいな感じがあった笑。
曲はどれも好きだけど、ハデスのオリジナルキャストだったPatrick Pageさんが歌う"Hey, Little Songbird"を聴くと涙が出てきます。いつか生でこの低音ボイスを聴いてみたい…。