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ミュージカル「メリー・ポピンズ」感想

実はこのブログのタイトルとアカウントは「メリー・ポピンズ」の曲”Jolly Holiday”(「最高のホリデイ」)からとっています。

映画「メリー・ポピンズ リターンズ」をみて仕事=平日がほとほといやになって、せめて休日くらいは楽しく過ごしたい…という気持ちからつけたのです。

 

ということで、ミュージカル「メリー・ポピンズ」をシアター・オーブに見に行ってきた感想です。

 

 

 


1回見に行ってよかったのでチケット追加して2回見に行きました。

1回目のキャスト

2回目のキャスト


パメラ・L・トラバースの小説を原作とした1964年のディズニーの超有名ミュージカル映画を、2004年にキャメロン・マッキントッシュらが舞台のミュージカルとして製作した作品。元の映画も好きだし、振り付けがマシュー・ボーンということで、同じプロデューサー&振り付けだった「オリバー」も楽しめたので期待値高めで見に行った。

 

結果、とっても質の高いエンターテイメントで最初から最後まで楽しく大満足でした。大人数のダンスシーンが迫力で、フライングやタップなどなど観客を楽しませる仕掛けが次から次へとあって、会場がわいて拍手するシーンが盛りだくさんで、もはやアトラクション。キャストの皆さんもみんなレベル高くて、文句なしに人にお勧めできる作品でした。

 

以下、ネタバレ(といっても映画が有名だから今更だけど…)ありの感想

 

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冬の松本

だいぶ経ってしまったけど、2月に松本に行っていたのでその時の写真など。松本城ばっかりだけど。

 

新宿からあずさで松本へ。ちょっと理由があっての旅行だったのだけど、コロナのこともあり観光は最小限、宿泊先である浅間温泉の星野リゾートでまったり過ごす旅行となりました。

 

観光の中心は松本城。小さい頃に行ったことあるらしいのだけど記憶がないのでほぼ初めて。

松本城は戦国時代の永正年間に造られた深志城が始まりで、現存する五重六階の天守の中で日本最古の国宝の城です。黒と白のコントラストがアルプスの山々に映えて見事な景観です。国宝 松本城について | 国宝 松本城 (matsumoto-castle.jp)

 

紹介通り、本当に美しいお城でした。天気もよくて、数日前に雪が降っていたこともあり、うっすら雪化粧もあって、どの角度からとっても映える写真に。

 

 

 

 

 

あと、猫やトンビがいた

これはお城にいた猫ちゃん

 

天守閣のてっぺんによくみるとトンビがいて、ピーヒョロロといい声で鳴いていた

 

天守閣にも登ったけど、古いお城にはつきもののかなり急傾斜の階段を上るので、ステイホームで運動不足の体にはとってもきつかった。

 

天守からの風景

 

松本といえばそば、ということでおそばも食べました。実はそばは苦手なのだけど、おいしかった。松本駅から松本城に行く途中にある源智のそばというお店に行きました。

 

あと、水の町でいたるところに井戸がある。

源智の井戸

 

お土産にはメディアガーデンに入っているお店でシードルなどを買いました。

POMGE Cidre & bonbon|ポムジェ シードルアンドボンボン

 

おしゃれなカフェもたくさんあったのでまた行きたい。

 

ミュージカル「リトルプリンス」感想

ミュージカル「リトルプリンス」をシアタークリエに見に行ってきました。

 

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サン=テグジュペリの「星の王子さま」を原作とした音楽座のミュージカル(1993年初演)を今回は東宝が上演。

 

 

お恥ずかしいことに原作も読んだことがなく、音楽座の作品も見たことがない私。なぜチケットを取ったかというと、ミュージカルファンの人たちに評判がよかったのと、井上芳雄さんのラジオに王子役の加藤梨里香さんが出演された際の2人のデュエットが素敵だったから。ちょうど見切れ席の追加販売もあって、チケットもとれたし。

 

感想としては、最後まで面白くみれたし、プロジェクションマッピングや穴?がたくさんある壁をつかった演出も良かったと思う。ただ、はまったかと言われると、うーん、って感じ。ちょっと原作のもつ小難しさが、今の私の感情にうまく乗らなかったというか。あと、あまり印象に残る曲もなかった(これは単なる好みだけど、日本オリジナルのミュージカルってどこか童謡っぽく聞こえてしまって、いまいちはまれない)。

無表情な挿絵のイメージしかなかったのもあり、王子ってこんなに落ち着きない騒がしい感じなんだ!?え?最後そうなるの?そういう話??ってなってちょっとついていけなかったのもある。

初演から王子を演じている土居さんの演技を見たらまた違う感想になったかも。

 

そして、わかってて買ったので文句はないけど、見切れ席で上手の端の前方席だったので、最後の王子とヘビのシーンが、飛行士にもろ被りして全く見えなかった!笑。

肝心なものは目には見えないからね!!!

 

その代わり、飛行士が割と上手側にいることが多いのもあって、井上芳雄さんを見るにはうってつけの場所でした。

井上さんを舞台で見るの初めてだったけど、背が高くてかっこよかったし歌も上手だった。あと、狐の耳としっぽがもふもふでかわいい。狐にしては耳がながくてウサギみたいなのだけど、原作のモデルはフェネックギツネって言われているからなのかな?

 

王子役の加藤梨里香さんはとてもかわいらしく、歌もよかった。花役の花總さんはぴったりというか、とてもお美しく、でも一瞬だけ飛行士の恋人?になる瞬間の演じ分けは見事だった(歌はごめんなさい、あんまり…)。

ヘビ役の大野幸人さん、黄花役の加藤さや香さんの動きがとてもきれいでみごたえあった。

 

ちなみにパンフレットに、「リトルプリンス」誕生の背景と変遷が載っていて、結構興味深かった。初演のときは著作権が遺族にあったので、色々と内容に注文をつけられたよう。そもそもミュージカルはアメリカの文化で原作にそぐわないとしてNGだったのを特別に許可してもらったとか、歌詞に英語は禁止されていて、タイトルも「リトルプリンス」ではなかったというのを読んで、「さすがフランス…!!」ってなった。その後著作権保護期間が終了して、今の形になったらしい。権利上は問題ないかもだけど、以前の遺族の思いって無視していいのかなぁ…ってちょっと思わなくもない。まあ、そんなこと言ってたら創作はままならないのだろうけども。

 

1月は、他にもラミンさん、ハドリーさん、シエラさんのコンサートや、Singin’ in the  Rainの来日公演のチケットもとっていたのだけど、どれもコロナで中止となり、見れなかったぐすん。仕方ないけど。

 

次にミュージカル見に行くのはメリー・ポピンズかな。

 

 

秋の京都

昨年秋に京都に行ったので写真をいくつか。

紅葉にはちょっと早い時期だったけど、一部色づいていてきれいだった。

それにしても、寺社ではとにかく歩くし階段も多いので、足が痛くなってしまい、運動不足を痛感。。

 

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伏見稲荷の狐さん

有名な鳥居はですね、人が多いのと撮影能力の不足によりいい写真なし。

 

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東福寺

これまた有名なお庭や通天橋は…(以下略)。それにしても拝観料が高かった。特別拝観もあるとはいえ、合計3000円くらいとられた。

 

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鴨川

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永観堂のライトアップ

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永観堂のライトアップ

うーん、すごくきれいだったのだけど、写真ではうまくとれない。あと、一番きれいなところは橋の上で立ち止まるの禁止だったので、写真は撮れず。

 

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瑠璃光院

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瑠璃光院

瑠璃光院も予約がとれたのでいってきた。これまた映える写真は撮れず…。

それにしても写真とらなきゃ!って焦ってお寺や風景をゆっくり楽しめていなかったかも私…と後悔。どうせ大した写真とれないのにね…。

 

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比叡山延暦寺。根本中堂は修復中。

比叡山には京都側からケーブルカーとロープウェーで登り、帰りは坂本(滋賀県)側にケーブルカーで降りた。

 

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比叡山からみた琵琶湖

このころにはもうヨレヨレ。しかしまあ、昔の人はよくこんなところを登ったよね・・・織田信長の軍はこんなところに攻め入ったのかい。。なんてことを思った。

 

2021年にみた映画

2021年に見た映画の簡単なまとめ。見たけど忘れているのもあるかも。ネタバレありです。

 

映画館で見た映画

  • ブラック・ウィドウ

コロナ禍以降、初のMCU劇場公開作。ナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)が主役。妹のエレーナ(フローレンス・ピュー)がいいキャラだった。全体的にアクションも見ごたえあって楽しかったけど、ややパンチに欠けるかなという気も。そして、私はエンドゲームのナターシャの結末が全く納得いっていないので、その結末を変えてくれる可能性が0.001%くらいはあるんじゃない?と期待していったら、結末は変わらずだったので、それだけで納得がいかない(かなり無茶苦茶いっているのはわかっていますが…)。他のヒーローの映画と違って完全にスピンオフ的な位置づけになっているのも、なんだかナターシャの扱いとしてどうなのよという気もするし。あと、最後に配信のドラマシリーズ「ホークアイ」につなげるのはなんだかな~となった(今は改善されたけど、ディズニープラスはゴミみたいな配信サービスだったので)。

 

  • シャン・チー/テン・リングスの伝説

結構久々?のMCUのヒーローのオリジンを描く作品で、本格的にフェーズ4が始まったなって感じ。アジア系のヒーローということで話題で、シャン・チーと親友のケイティのコンビが楽しくてとっても良かった!ただ、私にとってはとにもかくにもトニー・レオン(主役シャン・チーの父親役でヴィラン)って感じの作品でした。シャン・チーの母親と出会って恋に落ちる一連のシーン、不思議な力のある森?で部下も車も谷底に落ちているのに、なぜかお弁当?をもって現れるとかツッコミどころがたくさんだけど、まあ、トニー・レオンがずぶぬれになって前髪をはらりと垂らして悲し気な目をしていたらそりゃ恋に落ちるよね、みたいな感じですべてをなぎ倒してくる映画でした。

アクションも見ごたえありだし、好きな作品だけど、中国の幻獣たちの描写が、麒麟が馬みたいにパカパカたくさん走っているし、龍は深海生物みたいに白いしで、うーんって感じ。

しかし、これを見て、エンドゲームのあの日本描写と真田広之の無駄遣いは何だったの…という気持ちに(エンドゲームは好きだけど、欠点も多いと思う)。

 

  • イン・ザ・ハイツ

リン=マヌエル・ミランダがトニー賞を獲得したミュージカル作品を映画化した作品。「イン・ザ・ハイツ」が受賞したときのトニー賞パフォーマンス(96,000を歌ってた)はテレビで見ていたと思うのだけど、ラップでミュージカルというのに衝撃を受けて、思わずキャストアルバムを買ったんだよね。かといってそのCDを聴きこむでもなく、舞台を見に行くでもなく(来日公演も日本版公演もあったらしいのだが)、忘れていたのだけど。

ミュージカルの映画化作品って、結構期待外れみたいのも多い中、この映画はダンスシーンも見ごたえあってかなりよくできていたと思う!

曲はどれもよいし、In the Heightsも96,000も好きだけど、ニーナが歌うBreatheとWhen You're Homeが好き。

 

  • エターナルズ

これまたMCU作品。ほとんど前情報を仕入れずに見に行ったので、なんとなくサルマ・ハエックアンジェリーナ・ジョリーがメインかと思っていたら、主役はジェンマ・チャンが演じるセルシだった!!そして、このセルシの描写がめっちゃ好きだった。周囲から侮られたりして(この周囲の彼女に対する目線、ジェンマ・チャンは主役だと思っていなかった私自身も同じだ…となった)、彼女自身も自信がなかったりするのだけど、それでも自分が正しいと信じた道を進んでいく姿に泣いた。

超人的な力を持つエターナルズがみんな人間臭くて愛おしく思えた。神話の中の神様たちってみんなそんな感じだものね。あと、キット・ハリントンゲーム・オブ・スローンズのジョン・スノウ)は相変わらず「何も知らない」のは笑った。

 

  • ミラベルと魔法だらけの家

リン=マヌエル・ミランダが音楽を担当したディズニー映画。リンさん、めっちゃ働くな。音楽はいいし、映像もきれいで、とてもクオリティの高い作品だけど、ストーリーは予想したものが予想通り出てきた感。

なんで能力がないことで除け者にされてきたミラベルがアブエラに「家族に尽くしたおばあちゃん偉い」みたいことを言って許してあげなきゃいけないんだよ、許してやる必要なくない?ってなってしまったのだよね。アブエラとミラベルが川にいたとき、私の脳内では「なぜこの土地と家族が魔法をもったのか、それは祖父が生贄としてこの川に捧げられたから…。つまり、魔法をまた取り戻すために必要なのは…アブエラ、あなたの血だ!」と言ってミラベルがアブエラを突き落とすというストーリーが展開されていましたがもちろんそんな展開になるわけはなかった。

 

トニー賞を受賞したミュージカルの映画化作品。音楽はパセク&ポール。舞台の方は未見です。前評判があまりよくなく、特に舞台版を好きな人からは酷評されていた印象。見た感想としては、酷評されるような映画ではないとは思ったし、とにかく母親役を演じたエイミー・アダムスジュリアン・ムーアという2人の名女優の存在感がすごく印象に残った。音楽はもちろんいいし、ベン・プラットの歌も演技も素晴らしかったです。しかし、結局最後まで誰一人コナー自身のことを見ずにその死を消費して利用していただけに見えてしまい、エヴァンの贖罪として描かれた行為も、その一つにしか見えなかった。それなのになんとなくハートウォーミングに落ち着けさせようとするのはちょっとどうなのかなと。あと、自殺したコナーは、妹のゾーイにお金をせびったりとかなりひどい兄だったわけですが、エヴァンからコナーは君を愛していたよと聞いて(もちろんその話は嘘。しかも内容がストーカーみたいで結構気持ち悪い。)、ゾーイが救われるみたいなシーンあったけど、いや、別に、エヴァンの話が本当だとしても、兄のことを許してやる必要も見直す必要もなくない?と思ってかなり違和感。

 

マトリックスの18年ぶりの新作。1作目は映画館に見に行ったけど、2作目と3作目は見たかどうかも思い出せないという感じだったので、ちゃんと全部見直してから行きました。そして見直したら3部作全部面白かった。昔はキスをしたら生き返るみたいな話が陳腐に思えたけど、今はこの「すべては愛」みたいなド直球さがよいと思える。

そして、レザレクションズもトリニティとネオの愛の物語だった。というか、トリニティの話だったことに意表を突かれた。トリニティ(本作のマトリックスの中では「ティファニー」という別の人と結婚して子供もいる主婦になっている)が、ゲーム「マトリックス」のトリニティ(ややこしいな笑)が自分に似てないかと夫に言ったところ笑われて、自分も笑ってしまったが、そんな夫にも笑った自分にもすごく腹が立ったみたいな話をネオにするシーン(セリフはうろ覚え)、すごくわかる、となった。侮られて失礼なことを言われても、笑って流してしまったり、相手に迎合した対応をしてしまうことってこと、特に女性には多いと思う。そして、そんなトリニティが、自分の名前を取り戻して、最後には…!!となるので、最高の映画だった。これを描くために18年ぶりに新作を作ってくれたのかな?と思ったりして、ありがとうという感じ。

1作目のようなかっこいいアクションとか革新的な映像みたいなのを期待していくとちょっと肩透かしかもしれないけど、中年になって一生懸命銃弾を防ごうとしている決してかっこよくないネオの描写も、なんだかエールを送ってもらっているような気がした。ということで、とても晴れやかな気持ちで映画館を出ることができる作品でした。

 

あとは羅小黒戦記も2021年に映画館に見に行っているけど、それは別で感想書いているので割愛。

jollyholiday.hatenablog.com

 

配信で見た映画(さらっと。一応2021年のに絞ったつもり。)

  • ドント・ルック・アップNetflix

とにかくキャストが豪華。人類滅亡の危機が現実に迫っているのに、政治や経済の都合で物事が決まっていく様はリアルで笑えるけど、笑えない。

  • フリー・ガイ(ディズニープラス)

面白い良作。なぜガイが意思を持ったのか?の理由がとてもロマンチックでよかった。

  • tick, tick... BOOM! : チック、チック…ブーン!Netflix

リン=マヌエル・ミランダが監督してます。カメオ出演が豪華。ソンドハイムが偉大…。

これまたリン=マヌエル・ミランダが音楽&主演(声)。すっごくよかった!!これが今年見た中で一番かも。

  • ラーヤと龍の王国(ディズニープラス)

面白かったしクオリティ高いけど、あまり好きになれなかった。「信頼が大事」ってメッセージの作品だったけど、ちょうどディズニーが映画館と配信の関係でもめて、そのせいでこの作品も上映館が限られていたので、なんだかなって感じ。あと、ディズニーで描かれる王国、家族のみで経営されている個人商店みたいなのが私はどうも気になってしまって物語に入り込めない。逆に王子様との恋物語がメインだった古い作品だとそういう違和感は感じようがないんだろうけど。プリンセスものの文脈(王家ってたいてい家父長制の血統主義)と、現代的な女性の自立の物語というのが相性が悪いんだろうなという気も(だから古い方に戻れという話をしているわけではない)。

  • シンデレラ(アマプラ)

ポップソングを歌うので、Gleeみたいで気楽に楽しめた。ヒロインの作るドレスのセンスがあまり素敵に思えなかったけど笑。

 

ミュージカル「エリザベート」(Blue-ray鑑賞)感想

東宝ミュージカル「エリザベート」の2016年公演を収録したBlu-rayを鑑賞したので、その感想。

あくまでも映像での鑑賞なので、劇場で生で見たら感想が全然異なる可能性あります。

 

 

購入したのは井上芳雄さんがトートを演じているBlackバージョン。

 

感想としては、エリザベートの人生をただ描くだけでなく、ルキーニを狂言回しにして死という概念の人物を登場させるところが面白く、少女漫画的でありながらハプスブルク帝国の終焉、更にはその後の世界大戦を予兆する不穏な感じも大変好みでした。あの時代の君主は時代の流れ的に仕方ないとはいえ、不幸が多いものね。自由を望む女性が古いしきたりから逃れようともがくものの孤独になり、最後には死だけが彼女を解き放つなんて、現代にも通ずるテーマと思ったし。

曲もどれも好きだったので、2012年のウィーン版のキャストアルバムを購入した。

 

キャストはルキーニ役の成河さんがとにかく素晴らしく、彼の演技を見れるだけでもBlu-ray購入の価値ありと思う。他のキャストも皆さん良いのですが…正直エリザベートはもっと歌のうまい人が歌ってるのを見てみたい。

トート役の井上さんはさすが歌が上手、なんだけど、トートってこんな感じに色々趣向を凝らして登場するお茶目さんなんだ??ってとこにびっくりした笑。今、椅子の後ろに隠れてました?とか、変装までしちゃって芸が細かいわねとか。

 

という感じで、東宝版悪くないし、Blu-ray購入に後悔はないのですが、ウィーン版の動画とか見ちゃうと、歌唱力的な意味でも演出の意味でもウィーン版を観たいなぁと思っちゃった。再演版のエリザベートのマヤ・ハクフォートさんの歌を聴くと、同じ歌と思えないくらい素晴らしいので…。

 

あと、東宝版(というより宝塚版)の黄泉の帝王トート閣下という設定よりも、オリジナルの死そのものの方がなんか文学的だし、ロマンチックじゃないですか?

 

それと、ウィーン版だとエリザベートとトートはがっつり絡みがあるので、死は常にエリザベートのそばにあって表裏一体で惹かれながらも恐れているというのが分かるんだけど、東宝版はトートもエリザベートもそれぞれが私がスターでございますって感じで別々の方向見ながらまさに踊る時は1人で踊るわなシーンが多いように思い、うーん、解釈違いってなる。

 

東宝版はルドルフとトートがダンスバトル始めるのもびっくりしてしまったし、なんかアイドルダンスって感じでこれまた解釈違い…。

 

ハーケンクロイツをあんなでかでかと出すのもちょっと無邪気すぎない?って思ったし(もちろん批判的文脈なのはわかります)、東宝版の演出は所々首を捻ってしまうとこがあった。

 

東宝版の感想からは脱線するのだけど…2012年のウィーン版はトート役のマーク・ザイベルトさんがめちゃくちゃかっこいい!衣装もシンプルな黒か白で、慇懃無礼で端正な悪魔って感じで好き!歌声も素敵。2013年とかに日本に来日してコンサートなどもあったらしく…うわーん、見たかった!!

 

 

マーク・ザイベルトさんは、モーツァルト!にもコロレド大司教役で出演していてそれもまためちゃくちゃかっこいい。なぜか胸をはだけて素晴らしい胸筋と腹筋も見せてくれちゃったりして、何それずるい!ってなった(日本版のキャストの方は…見た目はともかく、歌と演技が酷すぎてこの人が出てる間は絶対見に行かないと決めたくらいなので)。

 

とこんな感じでエリザベート視聴は楽しかった!日本は2020年の公演がコロナで中止になってるので、再演あるといいですね。

 

ミュージカル「フランケンシュタイン」(DVD鑑賞)感想

2020年に日生劇場で上演されたミュージカル「フランケンシュタイン」をDVDで見たのでその感想を。

 

 

ダブルキャスト(かつ1人2役)なので2バージョンあるけど、私が見たのは中川晃教さんがヴィクター/ジャック、加藤和樹さんがアンリ/怪物を演じた方。

 

メアリー・シェリーの小説「フランケンシュタイン」を下敷きにした韓国ミュージカルの日本版。日本では2017年が初演だけど、DVDになっているのは2020年の再演版。

 

えーと、、感想は…へ、変な話だなぁ。。

衣装はとても素敵。

中川さんは歌が上手、加藤さんはかっこいい。

以上!

 

美しい男たちの濃厚な愛憎とか、痛めつけられて苦しみに顔を歪めもがく姿を見るのが好きな人にはお勧めしますが…私はあんまり好きになれなかった。「なぜそうなる??」の連続すぎて、終始頭が「???」となってしまって、物語に入り込めなかった。

ただ、これはあくまでもDVDで見たからであって、実際に舞台を生で見たら全然違う感想になる可能性はある。

 

あと、物語に入り込めなかった原因に、エレン/エヴァ役の歌と演技がひどかったというのもある…。キャストの方、全然知らない人なのだけど…。声が役柄に合っていないし、何言っているか聴き取れないし、全然演技になっていないしで…最初の登場時の第一声でガクってなっちゃった(2幕のエヴァは役柄的に多少ましだった気はするけど)。

ミュージカルなので歌で感動させてほしいのに、歌を聴くのが辛いっていうのは本当に辛い。そして、これだけ酷評しているけど、この方歌手が本業らしいので、さすがに音程を大きく外すとかではなかったので、多分「まし」な方なんだと思う…残念ながら。

 

初演はエレン/エヴァ役は濱田めぐみさんだったということなので、そっちを見たかった…全然違う感想になったかも。

 

日本版見た後に、韓国版の動画を色々見たけど、とにかくみんな歌がうまい…。

このミュージカル、ストーリーが変てこなので(まあ、原作小説がそうだからなのかもしれないが)、「ジャック・ザ・リッパー」と同様、ヴィジュアルと歌の良さと俳優の歌唱力で圧倒することで成り立っているのではないかと思うのだけど、日本版は歌唱力が圧倒的に足りない。中川さんはうまいけど、神をも超えようとするヴィクターを演じるにはちょっと弱い気がした。軽やかに歌いすぎというか。いや、生で見たら違うのかもだけど、少なくとも映像からはそう感じた。加藤さんはアンリの時はひたすらかっこいいし、怪物の時の動きはすごいのだけど、歌唱力はだいぶ物足りない(ジャック・ザ・リッパーの時のがうまくなってたかも?)。

 

印象に残る曲はいくつかあったので、今後再演することがあったら…見に行くかどうかはキャスト次第かなあ。少なくともエレン役が同じだったら見に行かないな。

 

それにしても「ジャック・ザ・リッパー」といい、韓国ミュージカルは新鮮な死体を求めすぎだよー。