ヴィクトル・ユゴーの小説「ノートルダム・ド・パリ」を原作としたミュージカル。楽曲は同名のディズニーアニメ映画のものを使っているけれども、ガーゴイルのキャラクターが出てこなかったり結末が悲劇で終わったりとストーリーは原作小説準拠なので別物といっていいかも(説明もBased on The Victor Hugo Novel and Songs From The Disney Filmとなってる)。プログラムの解説によると、ディズニーが当初作ったベルリンで上演された初演版はファミリー向けのアニメ準拠だったのを、アメリカで上演した再演版で現在の形に変更したらしい。
Next To Normalは、双極性障害を患う母親とその家族を描いたミュージカル。2009年にトニー賞で主演女優賞・楽曲賞・編曲賞の3部門を受賞、2010年にはピューリッツァー賞を受賞している。
私はトニー賞授賞式のパフォーマンスでこの作品を知ったのだけど、精神疾患をテーマにしたミュージカルが作られているということと授賞式のパフォーマンスの素晴らしさ(Alice Ripley 、J. Robert Spencer、Aaron Tveitが"You don't know"と”I am the one"を歌ってるやつ。YouTubeで検索するとすぐに出てくる)に衝撃を受けて、見たい…けど、見る機会もないし…と思っていた作品だった。今回日本で再演、しかも海宝直人さんと昆夏美さんが出ると知り、これは絶対見なきゃ!ということで見に行ってきた。