クロアチア・スロベニア旅行 4日目 スプリット→ネウム→ドゥブロヴニク
スプリット観光を終え、旅の最終目的地ドゥブロヴニクへ向かいます。
バスがアドリア海沿いをずっと走っていて、車窓からみえる景色が素敵だった。
写真にはないけど、小さい島がいくつかあって、地形も風景も面白かった。窓越しなのとバスが動いているので、うまくとれた写真はわずか。
ドゥブロヴニクはクロアチアだけど、飛び地になっていて、途中ボスニア・ヘルツェゴヴィナのネウムという街を通過します。もちろん出入国手続がある。
ボスニア・ヘルツェゴヴィナは税金が安いそうで、トイレ休憩ついでに、スーパーでお買い物。いろんな国の人が立ち寄っていました。
私もここでバラマキ用のお土産とかワインを買った。爆買い、とまではいかないけど。
途中、牡蠣の養殖で有名なストンの近くを通った。ここにはハドリアヌスの城壁に次ぐヨーロッパ第2位の長さを誇る城壁があるとのこと。確か塩が名産で塩田を守るためだったとかなんとか。日が落ちてしまっていたので、見えなかった。残念。
さて、ドゥブロヴニクに到着したころには日もすっかり暮れていた(といっても5時くらいだったと思うけど。日が短い)。
宿泊したホテルは、EXCELSIOR(エクセルシオール)という、ドゥブロヴニクでは有名なホテルの一つ。さすが、きれいで素敵でした。アメニティがロクシタンだったし。
あとね
ゲーム・オブ・スローンズの俳優さん(エミリア・クラーク、ニコライ・コスター=ワルドー、ピーター・ディンクレイジ)の写真があった!!サイン付き!
他にも、有名人の写真とサインがたくさんあった。それだけすごいホテルってことだね!!
ところで、ドゥブロヴニクに来るのが旅の目的だった私、一秒も無駄にしたくなかったため、夕食後に無謀にも旧市街に行くことを試みる。ホテルから旧市街まで歩いて10分弱。
夜9時近く。当然、暗い、そして風が強くて寒い。
友人をつきあわせて迷惑をかけまくる私。
結局寒いし、怖いしで、旧市街に近づいただけで断念して帰った。
ところで、ドゥブロヴニクといえば、ゲーム・オブ・スローンズのロケ地で有名だけど、スター・ウォーズ/最後のジェダイ(EP9)のロケ地でもあったらしい。
フィンとローズが暴れるところ。
次はいよいよ最終日、ドゥブロヴニク観光。
クロアチア・スロベニア旅行 4日目 スプリット
トロギールから戻って、いよいよスプリット観光
スプリットはアドリア海沿岸の最大の港町。旧市街はローマ皇帝ディオクレティアヌスの宮殿の上に築かれたという、なかなか面白い成り立ちの街です。
ディオクレティアヌス帝は世界史で必ず習う。3世紀~4世紀のローマ帝国皇帝で4分割統治とか専制君主制とか、キリスト教の大迫害を行ったとか。スプリットの近くのサロナという都市出身で、一兵卒から皇帝まで大出世。引退後に過ごしたのがスプリットの宮殿らしい。日本だったら出世の神様とかで神社作られてそうだなあ。
スプリットにはちょうどクルーズ船が停泊していたので、このツアーで行った中では一番観光客が多かったかも。そのせいか、スリも仕事に繰り出しており、同じツアーの方があやうくスリに遭いそうに・・・。
気を取り直してスプリット旧市街観光へ
まずはローマ時代の地下宮殿へ。ここは有料。
昔は上の絵みたいに海に面してたみたい。
ちなみにスプリットの地下宮殿は、「ゲーム・オブ・スローンズ」の撮影にも使われています。デナーリスがエッソスがいた時のシーンが多いみたい。
以下、地下宮殿の写真をいくつか
昔は、上のようにゴミが堆積していて埋もれていたらしい。それが分かるように残してある。みんな地下にごみをぽいぽい捨ててたんだって。
地下から地上に出て、市街を自由行動。
昼は自由行動だったので、ガイドさんおすすめのレストランへ。魚介のパスタを注文。上に載っているのはクリームチーズ。おいしかったけど、ちょっともたれた。
この鐘楼は有料だけど登れるので友達とチャレンジ。
しかし、私は自分が高所恐怖症ということを忘れていた。
むき出しの階段で隙間だらけで無理。早々にリタイア。友人だけ上に行ってもらう。うう、お金がもったいなかった。
これは一番上まで行ってきた友人にとってもらったスプリット市街。
上の写真は大聖堂前の広場。ローマ時代の石柱?がいい感じ。
宮殿の城壁の外へ。
私は、上の写真みたいな崩れかけた城壁から青空がのぞいている風景が大好き。
昔行ったハイデルベルグ城とかも好きだったなあ。
グルグールさんという司教さんの像らしい。左足の親指を触ると幸せになれるとかで、行列ができてた。一応触ってきた。
スプリットは、観光地なので、お土産物屋さんやレストランも充実してました。
さて、スプリットの後は、今回の旅のハイライト、ドゥブロヴニクに向かいます。
クロアチア・スロベニア旅行 4日目 トロギール
スプリットのホテルに宿泊したけれど、この日の観光は、スプリット観光の前に、ちょっと西側に移動して、トロギールという街を観光します。
トロギール(Trogir)は、周りを城壁にかこまれた小さな島。本土とは橋でつながっているので、本土の方でバスを降りて歩いて島に渡った。
まだ朝なので、ほとんど人がいない。
門を入って少し歩くと、一番の観光名所である聖ロヴロ大聖堂が見えてきます。
聖ロヴロ大聖堂は、13世紀初頭に建築が開始され、完成したのが17世紀。そのため、異なる建築様式が組み合わされているとか。世界遺産にも登録されています。
中には入れなかった。門はロマネスク様式。シベニクの聖ヤコブ大聖堂と同じようにアダムとイブと獅子の像がある。周りにはイエスの生涯を描いたレリーフが。
街の中心イヴァン・パヴァオ・ドゥルギ広場にある時計塔。隣にあるのは、裁判を行った場所だとか。クリスマスの装飾が残っている。
上の写真の場所、門の外にあるのだけど、昔はある時間になると門を閉められてしまったので、中に入れなくなった人がここで夜を過ごしたそうです。
白い石畳に建物、細い路地。ヨーロッパって感じの街並みがそこかしこにあって、どこを撮っても絵になる。
またしてもガイドさんが地元のスーパーを教えてくれたので、そこで飲みものなどを買う。
ペットボトル入りのワインは日本でも見るけど、ビールがあるのは驚いた。
トロギール観光を終えて、スプリットに戻ります。
クロアチア・スロベニア旅行 3日目 シベニク
プリトヴィツェの後は、内陸から沿岸部のダルマチア地方へ移動。
海岸沿いを走っていると、車窓からいろんな地形や島々がみれて楽しかった。
イタリア側と違って、小さい島がたくさんあるので、船が寄るのによかったのだとか。
古くはギリシャやローマ、ベネチア共和国にオスマントルコ、ハプスブルグと様々な歴史が交錯する場所でもある。
最近ではユーゴ内戦。バスで移動中、崩れた建物とか見かけたけど、爆撃のせいなのか、単に古くなったせいなのか、わからなかったな。色々と調べるともっとわかるのだろうけど。
さて、向かったのは、シベニクというダルマチア地方のほぼ中央に位置する海沿いの街。いかにもヨーロッパっていう感じの街でした。
当初はゴシック様式だったのが、途中からルネッサンス様式に変更されたとか。
内戦で爆撃を受け、大損害を被ったけど、修復したそうです。
教会の中にはクリスマスの飾り付けがまだ残ってた。
洗礼室にも入ることができました。壁や天井のレリーフが美しかった(写真にはないけど・・・)。洗礼の儀式は映画とかドラマでしか見たことない。
アダムとイブの像とライオンの像があります。
教会の周囲には71もの人間の頭部の彫刻があって、当時の市民の有力者をモデルにしたそうな。
あんまり街並みの写真をとらなかった・・・。
細くて素敵な路地とかあった。
しかし、ヨーロッパの古い街の石畳はつるつる滑って怖い。ヒールで歩くのは無理だな。
ガイドさんが、地元のスーパーに連れて行ってくれて、ご当地のお菓子や食べ物、調味料、お酒などを教えてくれました。
シベニクの後は海岸沿いを南へ行き、スプリットへ。
スプリットのホテルLE MERIDIEN LAVに宿泊。
海岸沿いのゴージャスなリゾートホテルでした。
まあ、冬だから寒いけど…。
この日は本当に風が強かった。
夕飯のリゾットがおいしかった。
3日目終わり。
クロアチア・スロベニア旅行 3日目 プリトヴィツェ
3日目の午前はプリトヴィツェ湖群国立公園内を散策。
大小16の湖と92か所の滝をもつ国立公園で、世界遺産に登録されてるとのこと。
クロアチアの紹介で必ず出てくる人気の場所だけど、これまたオフシーズンなので、空いていました。
夏にはヨーロッパ中から人が来るみたいです。
今回のツアーで行くなかでは一番寒い場所で、基本氷点下と聞いていたので、防寒対策をしっかりとしていった。
長くて厚いダウンコート、モンベルで買った肌着にパンツに、ホッカイロ。
防寒対策の甲斐あってか、寒くて震えるということはなかったな。
冬なので、水の量も緑も少ないので、やや寂しい眺め。ただ、人少なくてのんびり回れるのはよかった。
ヴェリキ滝は、公園内最大の滝。
上の写真のように湖や滝の上に木道がかかっていて、その上を歩いていくんだけど、柵がない上に、凍結して滑るので怖かった。よちよち歩き。滑らないスノーブーツは必須。私はSORELのスノーブーツで行きました。
写真じゃわかりにくいけど、石灰質の水なので、上の写真のように木に白いのが付着しててきれいだった。
ある程度歩いたところで、遊覧船に乗って、湖を渡る。
遊覧船は風が寒かったなあ。
その後、バスで移動してお昼へ。
お昼を食べたレストランの近くに、動物園?があって、イノシシとか熊がいるよと言われたので見に行こうと外出たのだけど、風がものすごく強くて寒くてたどり着く前に断念。
昼食後は、山間部から海沿いの街シベニクへ。
この日は風がすごく強かったので、高速道路が封鎖されていました。
続きは今度。
クロアチア・スロベニア旅行 2日目
2日目は、ブレッド湖、ポストイナの鍾乳洞に行って、再度クロアチアに入国してプリトヴィツェに向かいます。
朝食はホテルで。ここの朝食が一番おいしかったな。
リュブリャナのLEV(レウ)というホテルでした。
バスで北へ向かい、ブレッド湖を目指します。
ブレッド湖は、湖の中に聖マリア教会というかわいらしい教会があって、観光客に大人気。
湖岸から、手漕ぎボートで向かいます。
手漕ぎボートといっても、10人くらい乗れるやつで、体格のいい船頭さんが漕いでくれます。
ハイシーズンの夏は、ピストン輸送のようになるそうで、大変そうだなあ。
オフシーズンだったので、私たち以外誰もいなかった。
寒い時は湖が凍結してしまうそう。
小島についてから、教会へ。
階段を100段くらい登らなければいけなくて辛かった。
教会の中の鐘を三回ならすと、幸せになれるとかなんとかで、チャレンジするも、何回鳴っているのかどうかよくわからないという・・・。
ちなみに、ブレット湖畔には、チトーの別荘だったゴージャスなホテルもありました。
次は、バスで南に向かい、ポストイナへ。
ヨーロッパ最大級の鍾乳洞がある。
まずトロッコで鍾乳洞の内部へ移動します。
このトロッコでの移動距離が長かったので、それだけ大きいということ。
結構なスピードで走っていったので、手でも出そうもんなら危険。
ちなみに鍾乳石に触るのは厳禁。色が変わってしまいます。
トロッコを降りてからは歩いて中を見て歩きます。
ガイドさんがグループごとについて案内してくれます。
要所要所で、日本語のガイド音声を聞きます。
1時間くらい歩いたかな。結構上り下りもあって、きつかった。
暗いので、写真はあまりない。
ポストイナに生息するホライモリも見ることができます。
ポストイナで昼食を食べて、プリトヴィツェ湖群国立公園へ向かいます。
長距離移動となるので、途中休憩をはさみながら移動。
この休憩、私たちのトイレ休憩というのもあるけど、何よりもバスのドライバーさんのためのものです。
何時間以上休憩させなければいけないというのが法律で決まってます。
さすがヨーロッパ。
バスのドライバーさんは、クロアチアの方でした。
グランパスとガンバを知っていた(笑)
プリトヴィツェ湖群国立公園に近づくにつれ、地面が白くなっていった。
山間部で気温も低い。
今回の旅行で一番気温が低い場所です。
夜なので、風景とかは分からず。
ホテルは、国立公園内のJEZERO(イェゼロ)というホテル。
山間部のホテルって感じで、なんとなく、昔家族で行った志賀高原とか思い出した。
2日目終わり。
クロアチア・スロベニア旅行 1日目
冬でオフシーズンなので、ツアー参加者は少人数でした。
トランジットの待ち時間が辛かった…。
イスタンブール空港のターキッシュエアラインのラウンジはめちゃくちゃ豪華らしく、ビジネスクラスの方々がうらやましかったです…。
ザグレブについたのは1月1日の朝。
空港でユーロをクロアチアの通貨のクーナに両替え。
バスで市の中心へ移動。
ザグレブは首都ですけど、割とこじんまりとした印象。
NEW YEARなので、やっていないお店も多い。
クリスマスの飾り付けはまだ残っています。
お昼にザグレブ風カツレツを食べて、スロベニアの首都リュブリャナに向かいます。
バスで国境を超えるのですが、クロアチアからの出入国には入国審査が必要です。
日本人のツアーは割とゆるく通してくれるみたい。
バスから降りる場合もあれば、運転手さんにパスポートを預ける場合もあって、担当者によって対応まちまちらしい(いいのかそんなんで(笑))
パスポートにスタンプ押してもらえるのでちょっとうれしい。
スロベニアの通貨はユーロです。
リュブリャナも小さな町だったけど、きれいだったな~。
ドラゴンは、リュブリャナの象徴。色々と伝説があるみたい。
ゲーム・オブ・スローンズが今回の旅行の動機の一つでもあるので、なんだかわくわく。
街に川が流れているので、橋がたくさんあります。
フランスみたいに、恋人たちがカギをつける橋もあった(肉屋の橋)。
あと、アートの街らしくて、そこかしこにブロンズ像とかモニュメントがあった。
チョコレートやさんも結構あった。塩チョコが有名。
この後、リュブリャナ市内のホテルへ。
ホテル、きれいだった。
夕飯にかぼちゃ(緑色でやたら種が入っている)の不思議なスープが出たけど…。
飛行機で寝た以外はぶっつづけで一日中観光したので、ホテルに着いた頃にはヘロヘロ。あっという間に眠りにつきました。
一日目(正確には2日目だけど)終わり。