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ロンドン旅行 4日目 アフタヌーンティー オペラ座の怪人

V&A博物館を出て、予約していたアフタヌーンティーのためにゴーリング(The Goring Hotel)に向かいます。サウス・ケンジントン駅から,ヴィクトリア駅に地下鉄で移動し,そこから歩くこと5分。この頃には雨は止んでた。

 

このホテルはキャサリン妃がウィリアム王子との結婚式前日に泊まってここからウェストミンスター寺院に向かったことでも有名です。
ここのアフタヌーンティーは、トップ・オブ・ロンドン・アフタヌーンティーに選ばれたこともあるとかで、ガイドブックには必ず載っています。特にスコーンはおいしいと評判。日本でネットで予約をしていきました。

通されたのは、窓際の席。周りに日本人の女性がたくさんいた。さすがの人気。

 

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紅茶

前はフォートナム&メイソンのアフタヌーンティーに行ったけど、紅茶が薄くて香りもなくてえらい残念だった。今回は普通においしい紅茶だった。

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前菜的なムース

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じゃーん!

 

スコーンは、中段のナプキンの中に隠れています。

素敵なホテル、ラグジュアリーな雰囲気、フレンドリーなホテルの方々、私も友達も浮かれ気分でした。
私がサンドイッチをほおばっていたとき、友達がふと「しょっぱい・・・」と言い出しました。

友達「スコーンがしょっぱい・・・」

私「は?」

友達「尋常じゃないくらいしょっぱい」

どういうこと??アクセントとして塩味をきかせてるってこと??

私もスコーンを食べてみる。

しょっぱい・・・
アクセントではない、ただただしょっぱい。塩っからい。

 

スコーンの本場のイギリスの、王室ともゆかりの深い由緒あるホテルの、一番の売りであるスコーンで、砂糖と塩を間違える。そんな私でもめったにというか一度もやったことのないミスをやるだろうか・・・。

これは私たちの味覚がイギリスにきてから壊れたということだろうか??

いやまさか?そんなばかな?と思いながら仕方なくしょっぱいスコーンを食す私たち。
こういう時、いくら現代的なレディとはいえ奥ゆかしい日本人気質が骨の髄までしみ込んでいることを実感するのであった。

しばらくして、隣に座っていた日本人の女性2人から「しょっぱい・・・」という声が聞こえてきた。ですよね?と思わず話しかけ、これはおかしいんじゃないか、こんなしょっぱいならインターネットでそういう口コミが出ているはずだという会話をする。

そして、隣の女性のうち一人が給仕の人に「Too salty!」と訴える。

給仕の人は、交換するわねといって下げて、また新しいのを持ってきた。
それを食べた隣の女性「またしょっぱい・・・」

どうやら生地全部がおかしいのではないか。
しばらくすると、他の席からも「しょっぱい」という声が聞こえてきた。

隣のお姉さんがやっぱりToo salty!と伝えたため、ホテルの人がスコーンをもって厨房に。

しばらくして、ホテルの人が「確かにSaltyでした」といい、「今新しいの焼いているので待ってて」と、私たちのも含めて他のお客さんのスコーンも下げ始めた。

周りが日本人ばかりだったので、すわ人種差別の嫌がらせか?と心配してしまったけど、白人のグループからもスコーン下げてたので、そんなことはなかったようだ。

給仕のお姉さんもソルティースコーンを食べたらしく、うえーって感じだった!って顔をゆがめた(笑)

それを丸々1個完食してしまった友人と私・・・腎臓が心配である。

 

そして、焼きあがったソルティーではないスコーンは、ほんのり甘くてふわふわで、それはそれはおいしかったです。膨らみ方からして違った。出す前に気づけよ!

ゴーリングのアフタヌーンティー、正直このソルティースコーンがあまりに強烈過ぎて、他の食べ物の味全部忘れてしまった。50£くらいしたのに…。

ぶっちゃけ日本で食べるアフタヌーンティーのが美味しいしリーズナブルだと思う。

今のところ名古屋のマリオットホテルのアフタヌーンティーがベスト。

 

あと、ホテルの人たちフレンドリーだったけど、紅茶入れるとき結構盛大にこぼしたり、アフタヌーンティーの台?はこびながら壁にがんがんぶつけてたし全体的に雑(笑)でも、そういう大らかな方が力抜けていいかなーとは思った。

 

 

 アフタヌーンティーの後、オペラ座の怪人までに時間があったので、地下鉄でコヴェント・ガーデンに向かいました。

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ロイヤル・オペラ・ハウス

ちょっと歩いたところにマーケットのある建物。マイ・フェア・レディでイライザがお花売っていたのはここみたいです。

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コヴェント・ガーデン

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アップル・マーケット

時間が遅かったので、ほぼ終わってた。反対側のジュビリー・マーケットは閉まってたし。

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階段の下でオペラ歌手さんがパフォーマンスしてました

建物内に色々とお店入っていたので,見るの楽しかったです。

 

さらにまだ時間があったので、少し歩いて王立裁判所へ。

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王立裁判所

映画「Denial」(邦題「否定と肯定」だけど、この邦題嫌い。)で出てきてました。

歩くのもちょっと疲れたので、ここでこの旅初めてのバス利用。バスは景色が見れるのがよい。ストランド通りをチャリング・クロス駅の方に向かう。トラファルガー広場はバスの中から見ました。ちなみに今回の旅ではナショナル・ギャラリーには行きませんでした。

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オペラ座の怪人を上演しているハー・マジェスティーズ・シアター

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この日のキャスト

オペラ座の怪人はちょうど学生のときに映画を公開していたのと、25周年記念公演の映像は見てるので曲もストーリーもわかるけど、舞台を見に来るのは初めて。
ちなみにチケットはMyBusを通じてとった。チケットとディナーのセットのコースが、なぜかチケットのみのよりも1ポンドしか違わないという謎。でもセットになってるディナーの場所が日本料理店な上にとてもまずそうだったので、チケットのみで手配した。

席はなんと最前列。役者さんの表情がしっかりみえてよかったのだけど、常に見上げる感じだったので、ちょっと首が痛かった。

ミュージカルはよかった!!

オペラ座の怪人も曲は、クリスティーナとラウルのAll I Ask of Youと、ファントムとクリスティーナのPoint of No Returnが好き。
だけど、どうも自分の考え方や感じ方が変わったせいなのか、映画版を見た時のようにはストーリーに入り込めなかった。
だってファントムがきもすぎる!
女性への支配欲と依存というのが、どうもうへーってなってしまって、共感も同情も生じない。
そういう異常性や倒錯的なのがこの作品の肝でもあるとは思うのですが、なんかそういうの受けつけなくなってる。

 

ジェンダーフェミニズムなど、芸術と女性に関する考え方は今大きく変わっているので、それを意識しないものはどんどん時代遅れになっていくと思う。

ちょっと旅行記から外れてしまったけど、オペラ座の怪人をウェストエンドで見れたので満足です。
ウェストエンドのミュージカルといえば、やはりレミゼとファントムなので。

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ピカデリー・サーカス。暗くてうまく映らない。

 

いつか知ってる俳優さん(ベネディクト・カンバーバッチとか、マーティン・フリーマンとか、ベン・ウィショーとか、トム・ヒドルストンとか・・・etc)の出てる舞台とかも見てみたいなあ。
でも英語が分からないし、シェイクスピアとかの教養がないから厳しいかな・・・。