楽しい休日

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海宝直人さんコンサートに行ってきた

海宝直人 CONCERT 2021『Break a leg!』に行ってきたのでその感想を。

 

どの曲も素晴らしく、トークも面白く、贅沢な時間でした~。当たり前ながら聴きたい歌い手さんのいろいろな曲を聴けるからコンサートっていいね!ってなった。

 

セットリスト

・Musical Overture

・Something's Coming(「ウェスト・サイド・ストーリー」)

・Colors of the Wind(「ポカホンタス」)

・So Close(「魔法にかけられて」)

・Someday(「ノートルダムの鐘」)

・アラジンメドレー

・If I Can't Love Her(「美女と野獣」)

・Will the Sun Ever Shine Again(「ホーム・オン・ザ・レンジ にぎやか農場を救え!」)

・Run Away with Me(「The Unauthorized Autobiography of Samantha Brown」)

・Gethsemane(「ジーザス・クライスト・スーパースター」)

・What Makes a Man(「アリージャンス」)

・The Final Act(「イリュージョニスト」)

・Defying Gravity(「ウィキッド」)

アンコール

・Sheridan Square

 

以下、順番とか関係なく印象に残ったことについて書いていきます。

 

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ミュージカル「アラジン」感想

劇団四季が上演しているミュージカル「アラジン」を見てきた。

 

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すっごく楽しかった!!

曲は当然いいし、歌もダンスもよくて、舞台ならではの観客を楽しませる仕掛け(ジーニーが出てくるとことか、ジャファーの早着替えとか)もたくさんで、エンターテイメント!!って感じでした。

 

舞台版にアラジンに人間の友人が出てきて猿は出てこないことと、イアーゴがオウムではないことは知らなかったので、意外性もあり楽しかった。

 

曲は舞台版にしかない曲もいくつかあったけど、海宝直人さんのアルバムにアラジンメドレーが入っているので、結構聴き馴染みもあって、特にProud of Your Boyがアラジン役の厂原さんの歌声も素敵でよかった。

 

そりゃ、生オケならなおよかったけど…。アナ雪と違って空オケなんですね。ロングランさせる上では仕方ないのかな。

 

比較しても仕方ないけど、同じディズニーのミュージカルだったら私はアナ雪より断然こっち!!って思いました。

 

何だろう、満足してしまったのであまり感想に書くことがない。

不満といえば、ソワレだったけど、自粛要請中の期間だったのでお店が全然やっていなくてお腹を空かせながら帰ったのが辛かったくらいでしょうか…。

 

ミュージカル「オリバー!」感想

ミュージカル「オリバー!」を見に行ってきました。

 

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チャールズ・ディケンズの有名な小説「オリバー・ツイスト」をミュージカル化した本作品は、1960年にロンドンで初演、1963年にブロードウェイで上演されトニー賞を受賞、1968年には映画化されてアカデミー賞を受賞している。いわずと知れた超名作、なんだろうけど、私は映画も見たことがなく、ほぼ予習なく見に行きました。

ディケンズ原作なので子供がひどい目にあって、皮肉がたくさんあって、あまり後味のいい終わり方はしないのだろうというぼんやりとした予想はしていたけど(ディケンズは「デヴィット・コパーフィールド」「二都物語」「大いなる遺産」は読んでる。)。

 

結果、見に行ってよかった!チケットを買い増して2回見に行った。

 

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1回目のキャスト

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2回目のキャスト

とにかく、大人数での歌とダンスがすごく見ごたえあって、うわー豪華なものを見せてもらっている!って感じで満足できた。歌はさすがに名作だけに聴いたことがあるような耳なじみのよい美しいメロディが多かった。Consider YourselfとかWho Wiil Buyの群衆の中をオリバーが動きながら次から次へと色々な人が出てきてパフォーマンスを見せてくれる振付が楽しくてすごくいいな!と思ったのだけど、帰ってからパンフレット見てみたら、振付はマシュー・ボーンだった。プロデューサーがキャメロン・マッキントッシュであることは宣伝にたくさん使われてたけど、振付マシュー・ボーンってことを宣伝文句に使わないのは謎だけどそういうものなのかな(バレエだと「マシュー・ボーンの○○」っていうので売り出しているけど)。

 

子供たちが大活躍する演目なので、マチネは小学生や中学生も結構来ていた。ただ、ストーリーはすごく楽しいかというとそうではないし、あんまり子供向けじゃないようなシーンやセリフもあったので、楽しめたかなあと心配になってしまった。

 

プレスコールの映像。見どころのダンスシーンもいくつか見れる。

 

 

 

以下、ネタバレありの感想。

 

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ミュージカル「アナと雪の女王」感想

劇団四季の「アナと雪の女王」見に行ってきました。

四季を見に行くのは「ジーザス・クライスト・スーパースター」の名古屋公演以来。

チケット入手困難かと思ったけどたまたまサイト見てたら空きがあってとれました。

 

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会場入口

 

会場は竹芝に新しくできた四季劇場[春]。新しくてきれい。座席が交互なので前の人と被らないようになっているのですねー。

土日のマチネだったので、小さいお子さんたちが多かったし、カップルも多くて、普段見に行くミュージカルとは客層が違う感じ。後ろの席が子どもで、結構座席蹴られたのだけど、許す(大人だったら許さん)。

 

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キャスト表

 

感想は…うーん、映画の方だけでいいかな。すみません。

NY行ったときFROZENも候補だったけど、高いチケット代払って見に行かなくてよかったと思っちゃった。

でも、ウェストエンドで公演中のサマンサ・バークスさんのエルサは見たいかも。

 

以下、簡単に感想メモ(辛口かも)。

 

 

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ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」感想

ミュージカル「ジャック・ザ・リッパー」を日生劇場に見に行ってきました。

 

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19世紀末のロンドンで起きた有名な切り裂きジャック事件をモチーフにしたミュージカル。作品としてはチェコで最初に作られたそうだけど、韓国で2009年に大幅にアレンジが加えられて上演され、それ以来ずっと大人気の演目だとか。私は全然知らなかったのだけど、来日公演も行われていたようです。そして今回その日本版初演が上演されるということで見に行ってきた。

 

 

 

メインキャストは以下の通り(敬称略)。

ダニエル:木村達成小野賢章(Wキャスト)
アンダーソン:加藤和樹松下優也(Wキャスト)
ジャック:加藤和樹堂珍嘉邦(Wキャスト)
グロリア:May'n
ポリー:エリアンナ
モンロー:田代万里生

演出は白井晃さん。

 

2回見に行って、Wキャストの組み合わせは①木村さん・加藤さん・堂珍さん、②小野さん・松下さん・加藤さんで見ました。

 

感想としては、曲も演出も好きだったし、面白かったです。

私、韓国ミュージカルは見たことないので知らないのですが、展開とか辻褄とか倫理観とか結構めちゃくちゃなんだけど、よくわからないパワーと勢いで押し切ってなんかすごいもの見たぞってなる感じ、韓国の映画やドラマでも時々あるやつ!と思った。1幕ラストと2幕後半の異様な盛り上がりはクセになりますね。

 

あと、一番言いたい感想は、アンダーソン役の加藤和樹さんがめちゃくちゃかっこよかったということですね。あのやさぐれた感じの色気は何なの…ジャック役もよかったけど、アンダーソン役が佇まいに衣装に歌にとすべて100点満点でした。大変申し訳ないことに、「ホタルノヒカリ」のドラマで当て馬役やっていたことと、井上芳雄さんのミュージカル番組によく出てくるという程度の認識しかなかったのですけど、出演作が絶えない人気の理由がわかりました…。

 

以下、ネタバレありの感想

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ミュージカル「アリージャンス」日米版比較など

ミュージカル「アリージャンス」関連の備忘録。

 

Allegiance - The Broadway Musical

 

今年3月にミュージカル「アリージャンス」の日本版を観劇して、とてもよかったのでブロードウェイのオリジナル版を見たくなり、DVDを購入した。

 

 

アリージャンスのDVDは日本語字幕がついているし、日本のDVDプレイヤーでも再生できる。購入は下記サイトからできる。DVDが約20ドルで、送料併せて約50ドルだったので、送料の方が高い…。注文から、届くまでには1か月くらいかかった。

 

Allegiance - The Broadway Musical on DVDdvdset.allegiancemusical.com

 

日本版とストーリーと演出には大きな差はないように思ったけど、家族の間の情愛・葛藤なんかは日本版の方がエモーショナルだったように思った。ブロードウェイ版はもっとサクサク進む感じ。けどこれは言語の違いから受ける印象のせいかも。

当然ながらブロードウェイ版は日本版と違って、日系人と白人、日本語と英語の区別が明確なので違和感を感じないで見やすい。

一方で、メインキャスト含め日系人にみえない(アジア系という超大きなくくりでキャスティングされている)キャストが結構いるという違和感はある…歌唱力・演技力とかネームバリューとかと両立は難しいんだろうけど。似たようなことは海外ドラマ・映画でも頻発しているけど、役柄の属性と違う人が演じることやアジア系蔑視・軽視への批判は強まっているから、今後は変わっていくのかな。

 

キャストについては、もうケイ役のレア・サロンガ様の歌の素晴らしさは言うまでもない。サミー役のテリー・リアンさんもとてもよいのだけど、私は海宝さんの声の方が好きなので…。あとね、日本版は何といっても濱田めぐみさんと海宝さんの姉弟感がものすごい説得力だなと改めて思った。8月に日本版「アリージャンス」がネット配信された際にアフタートークショーも見たけど、二人は会話しなくても通じ合えているという話があったり、他のキャストから見ても本物の姉弟みたいだったという話があったので、もうこれはキャスティングが大正解。

そして、ブロードウェイ版は、なんといってもフランキー役のマイケル・K・リー様がかっこいい。かっこよすぎる。知的でセクシーなので、これはケイも危険を冒して助けようとしちゃうわ。

”Paradise”のダンスパーティーシーンの後、ケイに対して言うとても素敵なセリフ

"you're a woman who wears a political statement in her hair. you are so much more than somebody's sister,or daughter,or granddaughter. So much more."

の”So much more."の言い方がかっこよすぎて「ぎゃー」と叫んだ(笑)

日本版の中河内さんもダンスとかとてもかっこいいのだけど、どうしてもゴロツキっぽく見えてしまう(ジャージーボーイズでもトミー役だし…)のと、濱田さんとのバランスという点ではやはり物足りなかった。

ジョージ・タケイさんのおじいちゃん(ちなみにブロードウェイ版でもおじいちゃんは「おじいちゃん」)とオールドサミー、どちらもよかった。あとブロードウェイ版ではサミーの写真が載ったTIMEのタツオパパの言葉は「私のヒーロー」って日本語で書いてあるのがわかってよかった…あのシーンは何度見ても泣いてしまう。

あと、ブロードウェイ版はマイク・マサオカがなんかずっと早口でまくしたてているだけに見えて微妙と思った。日本版の今井さんは滑舌もよくメリハリのある演技で作品を引き締めていてとてもよかったと思うので。

 

ヘンテコ日本文化描写(ありがちな着物の左前とか)みたいのはそんなにないように感じたけど、日本語でケイとおじいちゃんが歌う「石から石」の「石から石、山は移動できる。優しい小川は谷間を掘れる」って歌詞はまあ直訳するとそうなるのわからんでもないけど…変だよって歌詞になっていたので、日本版では「小さな石で山も動かせる。細い小川でも谷間を削る」になってた。

 

ところで、ブロードウェイ版のDVDは録音がよくないのか、歌声が聞こえにくくて音量上げるとオケの音がうるさくなってしまうのが残念だった…。

 

ドラマ「コールドケース

「アリージャンス」を見る前に第二次大戦中の日系人強制収用を扱った作品で、私が真っ先に思い浮かべたのがアメリカのドラマ「コールドケース」。2003年から2010年まで放送された未解決事件を扱った刑事ドラマ。事件当時の映像と現在の映像が交互に入れ替わったり、事件当時のヒットナンバーが流れる演出が特徴で、WOWOWで放送されていた頃好きで見てた。このドラマは、人種問題を扱ったエピソードが特によくて、日系人強制収用を扱ったシーズン5第11話「封筒」もその一つ。

 

最近アマプラで配信しているのがわかったので、見直してみた。コールドケースで出てくるのはハートマウンテンではなくマンザナー強制収容所というカリフォルニア州の収容施設。

改めてみると、質問票やツールレイク、442部隊やパープルハート勲章とか出てきていたんですよね。質問票と入隊に関する日系人間の分断も描かれていた。このドラマの中では父親が入隊をポジティブにとらえていて、息子は入隊をしたくないというのは「アリージャンス」とは逆だった(後に父親との対立から息子は入隊してしまい悲劇が起こるのだけど…)。日系人に対する差別を批判的に描く一方、太平洋戦線に従軍したアメリカ人(白人)兵士のトラウマにも触れられていたり、911の後、アラブ系の隣に座れたか?みたいなセリフで現状に対しての批判もちゃんとあったりして、なんというか、すごくちゃんと作られているなと思った。

 

ミュージカル「王家の紋章」感想

ミュージカル「王家の紋章」を帝国劇場に見に行ってきました。

 

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私が見に行った回のキャストは以下の通り(それにしてもキャロルよりもメンフィスの方が上なんですねえ…)

 

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ちなみに私は、「王家の紋章」原作は50巻くらいまでは読んでいる。姉が単行本を買っていたので。あまりに同じことを繰り返しているので挫折したけど。完結したら(するのか?)読み直そうかな。

なので、近くの席に座っていた人がメンフィスとアイシスについて「本当の姉弟じゃないんだよね?」みたいな会話をしているのが聞こえれば、「ちがうわ……古代エジプトでは兄弟姉妹が結婚することはよくあることなのよ……」と心の中のキャロルが話すし、「愛いやつ」のセリフが来れば、「愛いやついただきましたーー!」となるくらいには嗜んでいます(?)。

 

王家の紋章のミュージカルがあることは数年前から知っていたけど、「えー、どうなんだろ…見てみたいような怖いような…」という程度。

なぜ見に行ったかって、それは海宝さんの歌が聴きたかったから。あと、新妻さんも。

  

で、見に行った感想は……

 

王家の紋章をミュージカルにする意味とは……??

私は一体何を見たかったのか……??一体何を見たのか……???

王の眠りを妨げぐる者に死の翼触れるべし………

 

多分呪いにかかったせいだと思うのですけど、なんだか疲れてもうカーテンコール時には目が泳いで拍手をする気力もないって感じでした(一応拍手はしたけど…)。

 

あ、キャストの皆さん、(一部を除いて)歌は上手で聴きごたえありました。

ゲネプロ動画はこちら(私が見た組み合わせとは違うけど)。

 

 

 

 

以下感想(辛口というか、ツッコミしか入れていない)

 

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