「ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート」感想
ラミン・カリムルー、マイケル・K・リーら海外ミュージカルスターが出演する「ジーザス・クライスト=スーパースター in コンサート」を7月にシアター・オーブに見に行ってきました!
アンドリュー・ロイド=ウェバー作曲、ティム・ライス作詞の超有名ミュージカルのコンサート版、2019年にも同じくラミンさんをはじめとした海外キャストと日本人キャスト共演で上演されていて、私も見に行ってます。
今回、ラミンさんがまたユダを演じる上に、ジーザス役がマイケル・K・リーさんということで、とっても楽しみにしていました。
そして本当に本当に素晴らしかったです!!!
素晴らしい楽曲と素晴らしい歌唱を聴けるって幸せ!!!
ただし、オーブの音響はだめ!
チケットは2回分とってたのですが、2回目は残念ながら関係者に新型コロナの感染者が出てしまって中止になってしまいました。これは仕方ない。
やっぱり早く海外キャストがもっと安全に来日できるようになってほしいし、ブロードウェイやウェストエンドに行ける日が来てほしい!!
以下感想
続きを読むミュージカル「マタ・ハリ」感想
ミュージカル「マタ・ハリ」を東京建物Brillia HALLに見に行ってきた。初Brillia HALL。きれいだった。
フランク・ワイルドホーンが音楽を手掛け、2016年の韓国で初演された作品。日本では2018年に初演されており、今回は再演となる。
第一次大戦中のフランス、ドイツを舞台に、女スパイの代名詞的存在である「マタ・ハリ」の人生を、創作を加えながら描いた作品。
マタ・ハリ役は、元宝塚の柚希礼音さんと愛希れいかさんのダブルキャスト。
私が見たのは、マタ・ハリ役・愛希れいかさん、ラドゥー役・田代万里生さん、アルマン役・東啓介さんが出演されていた回でした。
感想は、うーん、、もう一回見たいかといわれると、もういいかな・・・という感じです。
以下ネタバレあり感想(辛口)
続きを読むジェレミー・ジョーダンなど配信いろいろ
コロナ禍で一気に普及したコンサートやミュージカルの配信。
海外のものも見れるのでありがたいし、コロナでかなりの打撃を受けたエンタメ界を応援したい気持ちもあり、興味あるものはなるべく購入して見るようにしてる。
結構見たので、これまで見た配信をまとめてみました。
54 BELOW PREMIERES: JEREMY JORDAN: CARRY ON
2021.5.6 $35 BroadwayWorld Events
今私が一番好きなミュージカル俳優ジェレミー・ジョーダンの配信ライブ
動画で歌っているのは「Carry On」というコンサート名にもなっている彼自身が作詞・作曲した曲。
2020年のパンデミック直前に開催した54belowのコンサートを無観客で収録しなおした感じかと思ったら、コンサートのライブ配信というよりは、1つのミュージカル作品という感じだった。2年前(ちょうど私がNYにウェイトレス見に行った頃)生まれた娘さんに向けて、というコンセプトで、彼個人の子供時代の話などかなりパーソナルな内容だったので、最初みたとき正直戸惑った。なんとなく、彼が「SMASH」や「Newsies」で演じたキャラクターたちの、辛い生い立ちの中でもがく姿と重なった。彼とその家族がこの先もずっと元気で幸せであるといいなあ、と願わずにはいられなかったです…。
娘さんや観客に語り掛けるセリフから歌、歌からセリフと頻繁にシフトするので、歌だけを気持ちよく聴きたいという人には向いていない感じだったけど、彼の卓越した歌唱力と表現力を堪能することができました。
ジェレミー・ジョーダンはNYの劇場再開後の9月には、Little Shop Of Horrorsに出演します(もともとパンデミック前に出演予定だった)。見に行くのは無理…無念。
以下では、その他の配信を簡単にまとめました(配信のチケット購入したもののみで、無料だったり、テレビで放送されたものは書いてません)。
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ミュージカル「ウェイトレス」感想
3月に、ミュージカル「ウェイトレス」の日本版を日生劇場に見に行ってきました。
ブロードウェイで見て曲も演出も好きだし、出演者もよさげだったので楽しみにしていた公演。アリージャンス同様、1回見て気に入ったので追加でチケットとって2回見に行った。
ブロードウェイ版をそのまま日本に持ってきているので(演出も海外製作陣がリモートで行ったらしい)、開演前にはサラ・バレリスが日本語で歌付きアナウンス(携帯を切ってね~♪って内容)したり、海外メディアにも日本でウェイトレスの公演が始まることが報じられていたりと話題になってました。それもあって、始まった瞬間、NYのこと思い出して、うるっとなりました。
NYで見た時の感想はこちら。ウェイトレスというより、ジェレミー・ジョーダンのことが大半を占めているが…。
↓↓ネタばれありの簡単な感想です。
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ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」感想
ミュージカル「アリージャンス~忠誠~」を見てきました。
ミュージカルを見に行くのは、ラミン・カリムルーとサマンサ・バークスが出演した「CHESS」以来。2020年2月上旬だったのでコロナが国内で本格的に感染拡大する直前だったな…。
「アリージャンス(Allegiance)」は、スタートレックで有名な日系アメリカ人俳優ジョージ・タケイの体験談をもとにした第二次大戦中のアメリカの日系人家族を描いた物語。2015年にブロードウェイで初演、キャストはジョージ・タケイ、レア・サロンガ、テリー・リアン、マイケル・K・リーら。
この作品は日系人強制収容所を扱ったミュージカルとしてなんとなく存在は知っていたのだけど、詳しいストーリーや曲は全く知らなかった。見に行こうと思ったきっかけは海宝直人さんを見たかったから。扱っているテーマにも興味があったので、新型コロナの収束がみえず観劇に不安はありつつも、チケットを取りました。
結果、見に行って良かった!最初見た後、また見たくなってチケットを買い足して、2回見に行きました。あと、ブロードウェイオリジナルキャストのアルバムも購入した。
ストーリーは、登場人物のそれぞれの立場がとても分かりやすく描かれているので、特に歴史の予習とかしなくても問題ない。曲も明るい曲調のものも多かったりレミゼっぽい曲調のものもあったりで、私好みでした。俳優さんたちの演技も素晴らしかったです。
以下取り留めない感想(ストーリーのネタバレあり)
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羅小黒戦記
2021年最初の映画鑑賞は中国のアニメ映画「羅小黒戦記(ロシャオヘイセンキ)」。
この映画は日本語字幕版が2019年に日本で公開されていたけど、日本語吹替版が2020年11月に公開されて再度話題になった。現在ほぼ公開は終わっているのだけど、割と近くで字幕版と吹替版の両方まだ公開されていたので、滑り込みで両方見に行ってきた。
めちゃくちゃよかった!好き!
主人公の黒猫の妖精・小黒(シャオヘイ)がとにかくかわいい。ムゲンやフーシーはかっこいいし、他の妖精たちもみんな魅力的。キャラクターの魅力だけでも見る価値あり。中国語オリジナルも吹替版もどちらもよかったです。
ほんのちょっとしか出てこない妖精もたくさんいるので、もっと見せて!ってなります。
(もともとWebアニメだったし、さらに漫画などもあるらしく、それらを見ればもっとキャラクターのことわかるのだろうけど、言語の壁が立ちはだかる…)
そしてアクションシーンが見応えあって、ここ数年みた実写・アニメ全部含めても、ベストかも。メリハリの利かせ方が抜群にうまくて、バックに流れる打楽器音も好き。
動画公開されている↑の冒頭のアクションシーン以外も、鉄道やショッピングモールのバトルとかどれこもこれもかっこよかった。
ストーリーは「もののけ姫」で「平成狸合戦ぽんぽこ」で「X-MEN」で「ブラックパンサー」でした。小黒とムゲンのロードムービーでもあって、森から海、そして都会へと変わる風景も見どころ。
妖精たちの象徴するものが人類に破壊されつつある自然であり、迫害されるマイノリティと考えると、ラストは人類やマジョリティにとって都合のよい着地になっているようで「うーん…」となるのだけど、このもやもやを感じるようにあえて作ってあるようにも思える。
何回でも見たいので、日本でもBlu-ray販売してくれないかなあ。